コラム
ペット葬

【ペット葬の流れ】亡くなった後から埋葬まで詳しい流れを解説!

2022.11.14

ペット葬の流れを理解しましょう。

ペットが亡くなったときにまず考えることは、火葬と埋葬のどちらにするかです。犬や猫などある程度の大きさのペットは、衛生上の理由から火葬をする場合が多い傾向にあります。しかしハムスターなどの小動物を持ち家で飼っているなら、家の庭に埋葬する方法も選択できます。ここでは、主に犬や猫など、火葬するケースを想定した流れを解説します。

一般的なペット葬の流れ

ペットとのお別れ

ペットが亡くなる際は、なるべく家族全員でお別れの時間を取りましょう。ペットが亡くなった直後は体液が漏れるリスクがあるため、優しくタオルで包んで抱きしめてあげてください。ペットが亡くなってから数十分後には死後硬直が始まってしまいます。硬直が始まる前に楽に横たわれる姿勢に整えます。体内から体液が漏れるケースを想定して、遺体の下にペットシーツや新聞紙などを敷きます。亡くなった当日か翌日に火葬するのが理想ですが、しっかりお別れの時間を設けたいなどの理由で葬儀が遅くなる場合もあるでしょう。その場合は遺体が腐敗しないように遺体をタオルで優しく拭き、保冷剤などで体を冷やすといった処置をしましょう。

ペット葬が可能なペット葬儀社や火葬場に連絡

次にペット葬が対応可能なペット葬儀社や火葬場に連絡します。ペットが亡くなったときのために、あらかじめ複数の葬儀社や火葬場をリストアップしておくと安心です。最近はペット葬の種類が充実してきているので、自分が納得できる葬儀を行えるところを事前に調べておきましょう。ペット葬儀社や火葬場に連絡した際に、葬儀や火葬の方法について相談できます。

葬儀や火葬を行う

実際の葬儀・火葬を行います。ペット葬では基本的に喪服でなくても問題ありませんが、黒っぽい服装を選びましょう。葬儀場や霊園などでペット葬を行う場合は、ペットを連れて会場に向かいます。車などで移動する際は、ペットの体が揺れないようにしっかり固定しましょう。移動が不安な場合は、自宅までペットを迎えにきてくれるプランを選ぶのもおすすめです。ペット葬は人の葬儀とほとんど一緒で、ペットの写真を飾ったり、祭壇の花などを用意します。

仏式のペット葬の場合、僧侶による読経や焼香をあげます。希望の宗派がある場合は、あらかじめ葬儀社に相談することをおすすめします。火葬前には最後にお別れする時間が設けられているケースが多いです。お別れが終わったら火葬となり、火葬場で約30分〜1時間程度待機します。火葬時の待ち時間はペットの大きさによって異なるので、正確な時間を知りたい場合は葬儀スタッフに確認してください。

骨壷へ拾骨する

火葬が終わったら、ペットのお骨を骨壷へ拾骨します。立ち会う家族が長い箸で遺骨をつまみ、骨壷に納めます。お骨拾いが辛いときは、葬儀スタッフが代わりに行ってくれる場合もあります。骨壷を受け取ったら、葬儀は終了となります。

自宅へ遺骨を持ち帰る

ペットの遺骨は自宅に持ち帰って供養します。近年ではペット専用の納骨堂や霊園を利用することが可能です。家族の近くで供養したい場合は、自宅でペットの遺骨を管理する方法も選べます。自宅で遺骨を保管し、飼い主がお墓に入るタイミングで一緒に納骨してもらう人も少なくありません。

火葬方法によって変わるペット葬の流れについて

ペットの火葬方法は、「合同火葬」「個別火葬」「訪問火葬」という種類があります。それぞれの火葬方法によって、埋葬までの流れが変わります。

合同火葬の場合

合同火葬とは、他家のペットと一緒に火葬する方法です。この火葬方法を選んだ場合は、遺骨は骨壺に収められるのではなく、他のペットとともに埋葬されます。埋葬場所は、利用するペット葬業者や霊園が指定している場所になる場合が多く、手続きとしては、火葬して終わりとなります。

個別火葬の場合

個別火葬とは上記合同火葬とは異なり、ペットを一体ずつ火葬する方法ですが、その中にでも、火葬する際に飼い主は立ち合いをしない、「個別一任火葬」と立ち合いをする「個別立会火葬」の2種類があります。個別一任火葬は葬儀社にペットを預けて葬儀から火葬までお任せする方法で、自宅でペットのご遺体を預け、ペット葬業者が火葬し、その後ご遺骨が骨壺に収められ返ってきます。個別立会火葬は、人の葬儀と同様に飼い主が立ち会い、火葬を行い、火葬場で遺骨を骨壺に収めるところまでペット葬業者とともに行います。

訪問火葬

訪問火葬とは、自宅近くに移動式火葬車に来てもらい火葬する方法です。流れとしては、個別火葬の場合と大きくは変わりませんが、火葬場に行くのではなく、ご自宅付近の火葬ができる場所にて車内で火葬を行います。立ち会うことも可能です。

どの火葬方法がよいか、というのは、それぞれメリット・デメリットがありますので、詳しくは別記事をご参考ください。

ペットのお葬式の花 虹のフラワーバスケット 猫のための花かんむり
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