コラム
ペットの火葬

ペットの火葬はどこでする?火葬場の種類やメリット・デメリットを解説

2023.07.28

ペットの火葬に関しての理解を深めよう

大切なペットが亡くなった際、火葬を行い埋葬したいと考えている人も多いでしょう。しかし、具体的にペットはどのような火葬場で火葬を行えばよいのか、よくわからないかもしれません。愛するペットとのお別れで後悔をしないよう、ペットの火葬場について知識を深めておきましょう。本記事では、ペットの火葬場について、種類やそれぞれのメリット・デメリットなどを詳しく解説します。

ペットが亡くなったとき火葬は必要?

日本では、人が亡くなったときは火葬をするケースがほとんどです。それでは、ペットが亡くなったときはどのような対応がなされているのでしょうか。結論を言うと、火葬も土葬も行われています。自宅に庭など十分なスペースがあれば、土葬すること自体に問題はなく、実際に土葬を選んでいる家庭も少なくありません。また、火葬を選ぶ家庭もよく見られます。ペットの埋葬方法は、飼い主が選択できるということです。

ペットの火葬場の種類とメリット・デメリット

ペットの埋葬方法として火葬を検討する場合、どこで火葬するかも考える必要があります。ペットの火葬場は主に「公営の火葬場」「民間の火葬場」「火葬車」の3種類です。それぞれの火葬場の概要や違い、メリット・デメリットを見ていきましょう。

まずは公営の火葬場です。自治体などが運営する火葬場でペットを火葬します。メリットとして挙げられるのは費用の安さ。具体的な金額は自治体によって異なりますが、相場は1,000~5,000円ほどです。民間のペット火葬の費用相場はおおよそ15,000~60,000円なので、大きくコストを抑えられます。デメリットは、火葬の形式を選べない可能性があることです。自分のペットのみ火葬する個別火葬と、他のペットと一緒に火葬する合同火葬がありますが、公営の火葬で行われるペット火葬の多くは合同火葬です。合同火葬は他のペットと遺骨が混じってしまうため、骨を拾うことも不可能です。また、合同火葬後の遺骨は基本的に廃棄物として扱われます。そのため、お墓に納めて供養するなどの対応は行われません。その他、公営のペット火葬は受付可能な時間が平日日中のみなど限られていること、火葬場にペットを自分で持ち込まなければいけないことなどもデメリットと言えます。

次に、民間の火葬場です。ペットの葬儀会社など、専門の業者が運営する火葬場で火葬を行います。メリットは、自分の希望する形の火葬を叶えられることです。個別火葬も合同火葬も選べるため、例えば個別火葬を選べば、他のペットと遺骨が混じる心配などもなく、ゆっくりお別れができます。また、遺骨を拾うことも可能なので、火葬後にしっかり供養してあげられるでしょう。なお、民間の火葬場は24時間365日申し込みを受け付けているところもあり、火葬の希望日時も配慮してもらえます。デメリットは、火葬にかかる費用が公営と比較すると高めなことです。その他、民間の火葬場も基本的にペットを自分で持ち込む必要があり、運ぶ手間がかかります。

最後に火葬車です。火葬車は、ペットの火葬設備が搭載されている車が飼い主の自宅などまで出向き、その場で火葬をしてくれます。メリットは、ペットを火葬場まで運ぶ必要がないことです。また、公営の火葬場よりは費用が高めですが、民間の火葬場の費用よりはリーズナブルな傾向にあります。なお、24時間365日対応してくれる業者も多く、日時なども希望できます。デメリットは、火葬車を駐車するスペースを確保しなければならないことです。自宅に駐車スペースがない場合、路上などに駐車すると警察の取り締まりを受ける可能性があります。また、最新タイプの火葬車は火葬時の煙やニオイをカットしてくれるなど高い機能性がありますが、旧タイプの火葬車は煙・ニオイが周辺にもれることも。この煙・ニオイが原因でご近所から苦情が入ることもあり得ます。

ペット火葬の火葬場を選ぶポイント

ペット火葬の火葬場を選ぶ際に意識したいのは、自分がペットの火葬で何を最優先にしたいかです。費用をできる限り抑えたいなら公営の火葬場が最も適しているでしょう。ペットを個別火葬で見送りたい、火葬の後は手厚く供養したいという希望があるなら、民間の火葬場や火葬車がマッチしやすいと考えられます。「こうすればよかった」と後から悔やまないよう、火葬場選びの段階で十分に検討しましょう。

ペット火葬の火葬場の種類や違いなどを知って自分の希望を叶えられる場所を選ぼう

ペット火葬の火葬場にはいくつかの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。火葬費用はどれくらいかけるか、火葬場までペットの運搬は可能か、火葬場はいつでも連絡できるか、火葬の日時を希望できるか、遺骨は拾えるか、駐車スペースは手配できるかなど、自分の希望や環境などを踏まえながら、どの火葬場が最適か考えてみてください。

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