友人からペットが亡くなったと連絡が来たら?
今まで家族同様に接してきたペットが亡くなるのは、大切な人が亡くなるのと同様に辛く悲しいものです。友人からペットが亡くなったと連絡が来たら、どう返事を返していいものか言葉に詰まってしまいます。メールなどで連絡が来たら早めに返信すると悲しみが少しでも和らぐものです。その時の言葉ですが、悲しみを分かちあう内容、例えば「辛かったね」「寂しくなるね」といった内容だといいかもしれません。また生前の幸せだった思い出を懐かしむ内容でもいいでしょう。「可愛がってもらえて幸せだった」とか「一緒に過ごしてきて幸せな一生だった」という感じも気の利いた言葉です。他に冒頭や文末に「ご冥福をお祈りします」や「お悔やみ申しあげます」などを添えても問題ないです。友人の悲しい気持ちを慰める優しい気持ちが伝わるのが何よりも大切なのかもしれません。電話や手紙でもこうした内容になるようにしましょう。
一緒に葬儀に参列したり、会って寄り添ってあげましょう。
メールや電話、手紙でもいいですが、やはり直接会って友人に寄り添って上げるのが悲しみを和らげる一番の方法かもしれません。親しい友人なら尚更、家族に寄り添ってもらうより一番の励みになるものです。ペット葬儀を考えているなら一緒に参列しお線香をあげさせてもらってもいいでしょうし、食事などに誘うなど会う約束をしてもいいでしょう。ペットを失った悲しみを背負う辛さを分かち合うことで失った寂しさが少しでも和らぐものです。傷心の状態で誰とも会うことを拒むなら、「いつでも連絡してね、話したいことがあったらすぐに聞くし、駆けつけるから」といつでも会って話が聞けるように連絡しておきましょう。ペットが亡くなってすぐだと「誰とも会いたくない」という気持ちが強いかもしれませんが、友人にとっては悲しい気持ちを分かち合える仲間がいるというだけで心強いものなのです。
ペットのお悔やみの供物って必要ですか?
「ペットが亡くなった」という連絡が来たら「何かおくったほうがいいのか?」と考えてしまいます。特にペット葬儀を考えていたり、直接会う場合なら尚更です。香典を送る必要はありませんが、お花やペットの好物をお供えするのが好ましいです。生花のアレンジフラワーもいいですが、プリザーブドフラワーのブーケなども悪くありません。最近ではペットの好物そっくりのキャンドルなどもあるので上手に組み合わせて送ってもいいでしょう。密かな話題となっているのが、ウィローツリーと呼ばれる動物を抱いた天使や人の人形です。大切なペットの魂を慰める贈り物として選ばれています。直接会う機会がない場合、ペットには仏様のイベントに関わりがありませんが、ペットの命日やお盆やお彼岸に合わせて贈っても問題はないでしょうし、悲しみが落ち着いたころに「墓前にお供えしてね」と贈っても大丈夫です。
ペットも人も亡くなったときの辛さは同じ
ペットも人も同じ生き物、失う悲しみは「たかがペット」と甲乙付けられません。大切なパートナーが亡くなる辛さで深い悲しみに包まれているはずです。悲しみに「元気を出して」とか「また新しいパートナーを探して」という励ましは、悲しみに泥を塗り更なる深い悲しみを引き出しかねません。むしろ悲しみに共感し寄り添う気遣いが、相手にとって一番気の利いた気配りなのです。友人がペットを亡くし意気消沈しているとき、まず自分の大切な人が亡くなったらどんな気持ちになるかを考えてみましょう。相手がどんなことを必要としているかが見えてくるはずです。「どんな慰めの言葉がいいのか」とか「どんな贈り物だと相手がわかってくれるだろう」と考えていけば自ずと自分なりの答えが出るのではないでしょうか?人は支えあい寄り添って生きています。友人の悲しみに寄り添い支えになることが大切です。