コラム
ペット葬

【ペット葬のマナー】ペット葬の立ち会い時の服装や持ち物など、マナーについて解説

2022.11.10

ペット葬の立ち合いの方法やマナーについて理解しましょう。

服装についてのマナーと注意点

ペット葬の立ち合い時の服装に関しては、葬儀を行う場所によって異なります。ペット葬ができる火葬場は、ペット専門のところと人間と同じ場所で火葬するところの2種類に分かれます。ペット霊園などペット専門としている火葬場の場合は、服装については特に決まりはありません。そのため、いつも通りの私服でも問題ないでしょう。ただし、一般の人間の火葬場にペット用の火葬炉が併設されている場所もあり、そういった場所を利用する際は、喪服で行くのが無難です。一般の火葬場では、お手洗いなどで他の参列者と顔を合わせる可能性もあります。そのため、私服で向かうと目立ちます。周りになじむことを考えると喪服の方が良いでしょう。

訪問火葬を行う際のマナー

これらの火葬場以外に、ペットの場合は「訪問火葬」と言われる火葬機能が付いた車が自宅に出向いて火葬を行うケースもあります。この場合、周りの目を気にする必要が無いので、服装は特に決まりはありません。ただ、火葬用の車に社名などが書かれていないことが多く、近隣から何事かと怪しまれたり、煙などによってトラブルになったというケースも存在しています。訪問火葬を利用する際は、できるだけ近隣の方の目につかない場所で火葬を行うか、あらかじめペットの火葬を行うことを伝えておくことをおすすめします。

ペット葬に持っていくもの

ペット葬の持ち物は基本的には人間の葬儀と同じで良いでしょう。まず忘れてはいけないのがハンカチです。ハンカチは葬儀の場合黒か白のものを使うのが基本。また、ハンカチの素材に関しては自宅葬ならタオル地でも良いかもしれませんが、葬儀場などで開催する場合は場の雰囲気に合わせて通常のハンカチを選びましょう。一般的にはペット葬は焼香や読経を行うケースは少ないですが、行う場合は人間同様に数珠を用意しましょう。僧侶が来られる場合はお布施について相談し、必要であればお布施を持っていくことが必要となります。

ペット火葬の副葬品について

火葬にあたっては、遺体に添える花やペットが好きだったお菓子・おもちゃも用意しましょう。ただ、ペット用の棺はサイズが小さめなことが多いです。花やお菓子・おもちゃは少量にしてください。また、花に関しては色移りや作業時の怪我への配慮として、色が薄くトゲが少ないものを選ぶと良いでしょう。品種としてはカーネーションやスイートピー、チューリップなどが無難です。また、おもちゃに関しては材質によっては棺に入れられないことがあります。例を挙げると金属やプラスチック、ビニール、ゴムなど。これらの素材は燃え残ったり、燃やした際に有害物質が出たりするので、基本的には禁止されています。したがって、基本的におもちゃや首輪は火葬しない、どうしても一緒に火葬したいおもちゃがある場合は事前に確認してください。加えて、お菓子に関してもお菓子の袋ごと火葬することはできません。紙コップや紙のお皿などに移して火葬してください。

ペット葬の間に飾る写真

ペット葬は人間の葬儀と違い、決まった様式はなく、お別れの方法は飼い主に任せられているとも言えます。必ずしも必要でありませんが、ペットの火葬には1~3時間かかりますので、お気に入りのペットの写真もお手元や火葬場に置くことで温かいお別れとなります。火葬場によって、火葬炉前や控室などに写真を飾ることができるかどうか異なりますので、どういったお別れがしたいのか、ということをあらかじめ考えて、ペット葬を依頼する会社や霊園に可能かどうかを相談することで、気持ちよくお別れができるかと思います。

ペット葬に友人を呼びたい場合のマナー

ペット葬を執り行うにあたって、別々に暮らしている家族やペットをかわいがってくれていた友人を呼びたいこともあるでしょう。しかし、葬儀を行う際は周りに配慮したうえでスケジュールなどを調整しなければいけません。ペットの葬儀、ましてや友人が飼っていたペットの葬儀となると、有給を取りたくても会社の上司から理解が得にくいでしょう。そのため、葬儀を行うなら火葬だけ先に済ませて葬儀は休日に行うなど家族・友人が参加しやすいようにしましょう。

また、ペットの葬儀に参加したことがない人も多いです。そのため、参列するにあたって何を準備していけば良いかわからない参列者も多いことが想定されるでしょう。したがって、服装や持ち物、所要時間などを事前に参列者に伝えておくと、参列者も安心して参列できます。

ペットのお葬式の花 虹のフラワーバスケット 猫のための花かんむり
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