悲しさや寂しさを抱え込まない
我が子と言っても過言ではない、大好きなペットが亡くなったそのあとに。心にぽっかりと穴が空き、深い悲しみと寂しさを抱えながら、それでも私たちは生きていかなければなりません。
どれだけ日頃からペットを愛し、大事に接してきても、亡くなったあと一段落したときに、ふと今までの暮らしを思い返し「あのとき、ああしていれば」「あのときの、私の判断は正しかったのか」「もっと、こうしてればよかった」そんな後悔や迷いが心を過ぎることも少なくありません。
そんなときは、その想いに蓋をしたり、ひとりで抱え込んではいけません。
話をきいてくれる人が周りにいれば、今の気持ちを素直に話しましょう。
もし、話せる人がいないときは、ペットに宛てて手紙をしたためるのも良いでしょう。
悲しさや寂しさを抱え込まず、悲しみを表現することが立ち直るきっけにもなります。普段通りに生活しようと気負わずに、無理をせずにゆったりと過ごしていくなかで、少しずつ気持ちも落ち着いてきます。
ペットに貰ったものは喜びだったことを忘れない
また、亡くなった直後などは、最後の苦しい思い出ばかりに囚われてしまうこともあります。しかし、これまでペットからもらったものは、悲しさよりむしろ喜びだったことを忘れてはいけません。
ペットにとっての最後の苦しい時間はもう終わっています。可愛い顔やしぐさ、そういった元気だった頃の姿をぜひ思い出してあげてください。
あなたがペットを想うのと同じように、ペットもまた、あなたのことがとても大好きだったことでしょう。
出会ってから一緒に過ごした時間を振り返ると、ペットの嬉しそうな顔や楽しそうな姿がたくさん思い出されるはずです。一緒に過ごした楽しかった時間を、大切にしてください。
ペットロスが長期間にならないように
それでも、寂しくて毎日ふさぎこんでしまう日々が続くようでしたら、もう一度ペットを迎え入れることを考えてみるのもよいでしょう。
また、動物関連のボランティア活動をつうじて、ほかの動物を幸せにするのもよいでしょう。
そういった動物との触れ合いのなかで、亡くなったペットへの後悔や寂しさから、心の整理が徐々にできることもあるようです。
あなたの笑顔がペットにとっての幸せ
長く一緒に過ごしたペットが旅立ち、悲しくて寂しいのは当然のことです。けれど、ペットにとって、あなたの楽しそうな笑顔は何よりも宝物で、あなたがいたから、きっと彼らはそれだけで幸せだったはずです。
だから、どうか自分を責めないでください。
あなたの想いは、きっとペットにも伝わっています。
【まとめ】
・別れの悲しさや寂しさを抱え込んではいけません。悲しみを表現することが、立ち直るきっけにもなります。
・話をきいてくれる人に、いまの気持ちを話しましょう。話せる人がいないときは、ペットに宛てて手紙をしたためるのも良いでしょう。
・悲しみを抑えて普段通りに生活しようと気負わずに、無理をせずにゆったりと過ごしましょう。
・写真や動画、思い出の品を見返すなどして、ペットとの思い出に浸りましょう。