コラム
ペットのお悔やみ

ペットに供える花について。花の選び方や注意点について紹介します

2018.11.22

ペットに供える花について。花の選び方や注意点について紹介します

咲いている花を使う場合は注意!綺麗に洗って乾燥した物を用意しましょう

ペットが亡くなったときに供える花は飼い主が決めて問題ありません。葬儀だからと言って白い花や仏花などを選ぶ必要はなく、庭に咲いている花を摘んできて棺に入れることもできます。もし、ペットが好んでいた花があれば、それを一緒に入れてあげるとよいでしょう。庭に咲いている花を棺に入れる場合は水洗いして乾燥させてから入れるようにします。棺に摘んできた花をそのままに入れたり濡れた状態で入れることは、虫が発生したり、遺体が水に濡れて傷んでしまったりする原因となるので注意が必要です。また、火葬業者によっては棺に入れる花の量を制限している場合があります。その場合には花びらを敷き詰めるといった方法を選択してもよいでしょう。棺に入れられる花の量が気になる場合は、火葬を依頼する前に業者に確認しておくことをおすすめします。

遺骨に色が付くことも!選ぶ花の色には注意も必要です

棺に花を入れる場合、花に含まれる成分や色素などによっては遺骨に色が付く可能性もあります。できるだけペットの遺骨を綺麗に残したいと希望するのであれば、棺に入れる花は淡い色を中心に選んだ方がよいでしょう。淡い色の花だけでは寂しく見えてしまう場合は、淡い花をベースに、好みの花を数本添えて、棺に彩りを加えてあげるといった方法もおすすめです。棺に造花を入れる場合は、おもちゃなどと同じように原則として副葬品扱いとなります。副葬品を棺に入れること自体は多くの自治体が認めていますが、地域によっては副葬品は棺に入れられない自治体もあります。また、副葬品を棺に入れるのを認めている自治体でも、金具やワイヤーなどのように燃えにくい素材を使っている物はNGです。副葬品に関するルールは自治体ごとに異なっているので事前に確認しておくようにしましょう。

蕾よりも咲いている花!困ったときは花屋やセレモニー会社に相談しましょう

遺体に供える花は蕾よりも咲いている花を選んであげるようにします。最も綺麗な状態で咲いている花を供えることは、人間と同様にペットにとっても大きな供養になると考えられているからです。バラの花のようにトゲのある物は避けた方が良いといった考え方もありますが、手向ける花の種類にそれほど神経質になる必要はありません。一緒に遊んだ思い入れのある花ということであれば、バラのようにトゲのある花であっても、棺に入れるにふさわしい花だと言えます。ただ、季節によっては供えてあげたい花が自宅の庭に咲いていない場合もあります。そのような場合はまずは花屋に相談してみましょう。花屋で相談すれば季節外であっても、探している花が見つかる場合もあります。また、セレモニー会社に相談してみるのもおすすめの方法です。セレモニー会社に相談すれば、知っている花屋を紹介してくれたり、葬儀用の花を用意してくれたりする場合もあります。

選び方は自由!愛するペットを気持ちよく見送ってあげましょう

ペットの旅立ちに手向ける花で迷ったときは、好きだった花やペットを思い出すイメージカラーなどを思い浮かべてみましょう。そうすることで、棺に供える花をぐっと選びやすくなります。例えば花言葉の中から愛するペットに贈る言葉を選び、その花を手向けてあげるという方法で探してみるというのもよいでしょう。それでもなかなか具体的なイメージが浮かばない場合は、花屋で相談するといったこともおすすめです。花屋でペットの葬儀に使う花を探していると伝えれば、葬儀にふさわしい花を紹介してくれます。その中からペットのイメージに近い花を選んであげるようにするとよいでしょう。ペットを送り出す方法に「こうでなければならない」といったルールはありません。大切なことは長年連れ添った愛するペットをしっかりと見送ってあげる気持ちです。ペットに手向ける花で悩んだときは、型にとらわれず、家族全員で気持ちよく見送るということを大切にしましょう。

ペットのお葬式の花 虹のフラワーバスケット 猫のための花かんむり
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