コラム
ペットの終活

ペットの終活を行い後悔のないお別れを

2023.09.29

医療の進歩などにより、ペットの寿命は大幅に伸びました。しかし、確実に終わりはやってきます。ペットとのお別れはとても辛い出来事ですが、その時になって後悔しないようにするためには、終活のための計画・プランニングが大事です。その時が来るまでに準備や心構えをしっかりと行い、最後まで幸せな時間を過ごせるようにしましょう。

 

早めの準備・細かいプランニングが肝要

ペットの終活を検討する人は、増加傾向にあります。ペットの終活は、ペットが高齢になったときの介護や、最後の看取り方を考えるだけではありません。飼い主に何かあった時のために、計画をしておくことも大切です。例えば、飼い主が病気をしてペットと一緒に住めなくなったり、災害があって、住居の事情でペットと暮らせなくなることだってあり得ます。
ペット保険や葬儀の方法なども事前に計画し、慌てないように準備を進めておくと良いです。

ペットの終活を、いつ始めたら良いのか悩む人は多いです。終活は、思い立った時から始めるのがおすすめです。事故や病気で、突然ペットが死んでしまうこともあります。冷静な判断ができないまま最期を迎えて、後から後悔する飼い主は少なくありません。時間があるときに、少しずつでも終活に着手しておくのが賢い方法です。
ペットの保険の見直しも、立派な終活の1つです。人間とは違い、ペットには高額医療費の貸付制度のような便利な体制が整っておらず、高額な医療費がかかることも少なくありません。ペット保険に入っておけば、いざという時に安心できます。年齢制限を設けているペット保険は意外と多く、高齢になって医療費に困る飼い主もたくさんいます。早めにペット保険を見直すことで、出費を抑えることが可能です。
犬や猫をペットとして飼っている人は多いですが、医療費は年々増えていくのが通常です。特に高齢になりペットの体が弱ってくると、医療費もかさみがちなので、早めに計画を立てておくと安心できます。
あまり考えたくないという人も多いですが、葬儀方法や埋葬方法についてもプランニングが肝要です。自治体で火葬を行ってくれるところもありますし、民間の葬儀会社で火葬の依頼を受けてくれるところもあります。どのようにペットを送ってあげたいか、かかる費用も考慮に入れて、計画をしておくのがおすすめです。

エンディングノートを書く

手軽に始められるペットの終活として、エンディングノートがあります。ペットの基本情報を記しておけば、何かと便利です。特にペットが高齢になってくると、投薬や持病のことなど、ケアが必要になることが増えます。医療情報や食事内容・生活習慣などをエンディングノートに記すことで、誰が見てもわかりやすいようにまとめられます。
エンディングノートを、ペットの日記として活用する人もいます。あまり深く考えず、日常起こったことを記しておくだけでも、後々役に立つことが多いです。急にお世話する人がいなくなった時、とても重宝します。
エンディングノートは、購入することもできます。何を書くべきなのか、きれいにまとめられたものを選べば、書き進めやすいです。もちろん、大学ノートを買って、自分で1から作成しても良いです。
どう始めて良いかわからないという人はまず、ペットのプロフィールから書いてみると、イメージがしやすいです。食べ物の好みやお手入れ方法、お出かけなどについて書いておくのも良いでしょう。
近年ではペットにマイクロチップを埋め込むことも多いです。そのIDを記したり、かかりつけの病院の情報も記載しておきます。
やむを得ず、ペットを他人が飼育するケースも想定しておかなければいけません。エンディングノートに記しておけば、そんな時でも安心です。

エンディングノートを書くとき、ペットに伝えたい飼い主の気持ちを書いておくのもおすすめです。一緒にやっておきたいことや、どんなに愛しているか、素直な気持ちで書くのがコツです。延命治療のことなどもプランニングしておけば、気持ちの整理をつけることができます。ペットとの関係を見つめ直し、飼い主にとってペットがどんな存在なのか、再確認するツールとしてもエンディングノートは優良です。

エンディングノートは、まず書いてみることが大切です。失敗すれば何度でも書き直して構いません。時間をかけて作っていくことが大切です。年齢を重ねるごとに、既往歴や服薬のことなど、書き足さないといけないことが増えます。こまめに記すことで、より良いエンディングノートに近づきます。

ペットの寿命が伸びることで、高齢の犬や猫を飼っている飼い主は増えています。20%程度が、介護が必要なペットというデータもあるほどです。飼い主には生活があり、仕事や学業など、ペットのお世話以外にもしなければいけないことがたくさんあります。介護が必要になったら、誰が・どのように対応するのかをプランニングしておくことが大事です。いざという時に外部に任せられるところを探しておくのも、立派な終活です。

ペットの就活のためには計画が大事

ペットを飼う人にとって避けられないのが、ペットとのお別れです。いざその時が来て慌てないように、終活をしておくことはとても大事です。終活はいつからでも計画ができるので、思い立ったときに始めるのが良いでしょう。
終活のプランニングに役立つのが、エンディングノートです。簡単なことでも書き留めておけば、後々役に立ちます。プロフィールや既往歴、思い出などを記し、客観的にペットと向き合うことができます。

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