コラム
ペット葬儀の手続き

ペットの葬儀ではどういった準備が必要?

2018.11.22

ペットの葬儀ではどういった準備が必要?

愛するペットをしっかりと送り出してあげたい

愛するペットが亡くなってしまった場合、人間と同じ様にお葬式をしてあげたいという飼い主に向けてペットの葬儀を行う業者も増えてきました。これによって一緒に過ごしてきたペットをきちんとした形で送り出してあげる事が出来ますが、亡くなってしまった瞬間というのは気が動転したり深い悲しみで、何をどうしたら良いのかと迷ってしまいがちです。まずは業者に連絡をして、必要な物を確認しておきましょう。

近年はペットの葬儀の需要も高まりから、さまざまなサービスが生まれています。依頼した人のニーズに応えた葬儀の仕方を考えてくれるので、自分の考える送り出し方をしてあげたいという場合は、一度業者に相談してみる事をおすすめします。ペットも人間の様に火葬を行うのが一般的です。土葬という方法もありますが、衛生面での問題が出てくるのは人と変わりません。土葬の場合はペットの骨を手元に残しておいて安置するといった事ができないので、ペットのや自身の気持ちの事を考えるのであれば、火葬で送り出してあげましょう。

必要な物と事前にしておく準備

まず亡くなって葬儀を行う前には首輪やリード、洋服など火葬出来ないものは外しておきます。もし亡くなった時に目や口が開いていたら安らかに眠れるよう閉じておいてあげましょう。体を伸ばして亡くなっていた場合はお棺に入れやすいように手足を曲げて寝ているような状態にしてあげます。死後硬直が始まると体が動かせなくなるのでなるべく早めに行いたい所です。死後は体液が漏れ出したりするのでガーゼなどで拭いてあげたりタオルを敷いておくなどします。遺体はなるべく涼しく風通しの良い所に安置してあげましょう。夏場などは特に注意が必要です。

葬儀の時に必要なものとしては数珠があります。送り出す宗教によっては必要なかったりもしますが、日本の場合は多くが仏式なので、あらかじめ準備しておきましょう。人間の場合と違い、ペットの葬儀では写真の撮影を許可されるケースが多いです。これはペットの最後の姿を残しておきたいという飼い主のニーズに応えた形です。写真を撮りたい人はカメラを持っていくのが良いですが、一応マナーとして撮影する前は確認を取りましょう。

持っていけるものと持っていけないもの

葬儀の際にはペットの好きだったものなどを一緒に入れて火葬してあげたいというのが飼い主としての気持ちです。ただ火葬では一緒に入れられるものとそうでないものがあるので注意しておく必要があります。

ペットが大好きだった食べ物は一緒に入れてあげる事が出来ます。少量をティッシュなどにくるみペットの傍に置いてあげましょう。ただし、入れられていた缶やプラスチックの容器は黒煙が出たり、燃え切らず残ってしまう場合があるので避けておきます。人間の葬儀と同様にお花なども一緒に添えてあげたい所ですが、こちらも問題はありません。ただ色の濃い花を沢山置いてしまうと色素が骨に移ってしまう可能性があるので、骨を綺麗な状態で残す為にもなるべく淡い色の花で飾ってあげたい所です。

ペットが愛用していたおもちゃなども天国に持っていって欲しいという願いから一緒に火葬してほしいと希望する飼い主もいますが、こちらはプラスチックなど火葬に影響が出てしまう素材が多いので避けたい所です。木製など火葬に問題のなさそうな素材で出来ている場合は業者の人に相談して許可が出れば入れてあげましょう。

ペットを送り、飼い主の心の整理をつける

ペットの葬儀を行うという事は飼い主の心の整理をつけるという意味でも重要な事です。今まで生活を共にしてきた家族が亡くなるのですから人と同じ様に喪失感と悲しみに包まれます。ペットを火葬し、供養するという事はいままで共に過ごして来てくれた事を感謝し、ペットが幸せに旅立てる事を願うものでもあるので、心を込めて送り出してあげましょう。そうする事で飼い主の心の整理にもつながっていきます。

ペットを送り出せるのは一度きりです。だからこそしっかりとした準備をしておきたい所です。ここでは最低限必要なものを挙げましたが、ペットとの付き合い方は千差万別なので、その人にとって必要となるものは変わってきます。自分にとって納得のいく葬儀とする為にも、葬儀を行う業者の人としっかりと話し合い、ペットにとって最適な形で送り出してあげましょう。

ペットのお葬式の花 虹のフラワーバスケット 猫のための花かんむり
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